もう終わり

 せっせと雑用を片付ける。
月末は締めの業務もあるのでちょっと大変。
昨日作ってもらった似顔絵の札を持ち帰って
親に見せたら、やはり実物よりいいと大絶賛。


 スーパーテレビをちょっとだけと思ったら
最後まで見てしまった。
滑脳症という病気を抱えた女の子とその家族の
話。我が家はこのタイプの番組はよく見る。
特に母が必ず見る。小児病棟に密着したものとか。
私が一応持病ありだから気になるのだろう。
そして必ず、私の病気は軽いもんだという話になる。
まあ、はたから見たらちょっと背が小さいと
いうだけで、言わなければ誰も私が月1で検査に
行ってるなんて分からないと思う。
特効薬は未だにないようだけど
健康な人と変わりない生活してるし。
ただ、私は運が良かったんだと思う。
以前に同じ病気の子が腎移植をするというのを
TVで見たことがあるし。
ちょっと腎臓病に詳しい人に話をすれば、たいていの
人は病名を知ってるし。
 この家族は本も出てるし、TVに出たことによって
いろんな人がいろんなことを言うんだろうな。
激励が圧倒的に多いだろうけど、中には何も考えてない
ものも悲しいかな、あると思う。
聞くところによると、私の親もいろいろ言われたらしい。
励ましもあったんだろうけど、宗教めいたのが
来たりとか、もし死んでもまた子供作ればいいんだからと
言った人もあったとか(誰なのかは言わないけど)
この家族の場合も、双子の妹がいるから尚更、言ったり
思ったりする人は少なからずいると思うけど、それは
親の立場からしたら正直腹立つ言葉であって、
本人には決してなれないんだし、そういう問題じゃ
ないんだよね。
こういうことを平気で言える人は自分やその周りの
人間は難病になるわけがないと錯覚しているんだろうな。
なった人間は、誰もなりたくてなったわけじゃないのに。
で、見てて、祖父母だけではなく、親戚も出て来て
いるのが珍しいなと思った。
こういう番組を見てても、あまり出て来ないから。
子供が同じくらいだから人事ではなく、みんなで
支えようということになっているのだろう。
頑張れしか言えないけど、頑張って1日でも長く
生きていって欲しいな。


 そういえば、子供の時に”いつになったら治るの?”って
聞かれて親は困っただろうな〜。
”大人になったら治るよ”と言われたんだけど・・・、
苦しい返事だったのね。